節約と聞くと、「毎日のランチは自炊」「スーパーでは特売品をチェック」といった、変動費を抑える細かい努力を思い浮かべるかもしれません。もちろんそれも大切ですが、もっと大きな効果を出すには、固定費の削減が不可欠です。
固定費は一度見直せば、その効果がずっと続く節約の柱となります。
ここでは、私が実際に行った、効果絶大だった大きな節約を3つ紹介します。
1. 車を持たないという選択
私が住んでいる地域では一家に1台以上が基本ですが、あえて駅徒歩圏内に住むことで車を持たずに電車と自転車で生活しています。遠くに重いものを買う際などはネット通販を使い、どうしても車が必要な場合はレンタカーやカーシェアで対応します。
車を持たないことで年間約35万円程度の節約になります。
【金額の注釈と根拠】 一般的な自家用車(コンパクトカー〜普通車)の年間維持費は、税金、保険、ガソリン代、車検代、駐車場代などを含めると約30万円〜45万円程度が目安とされています。 根拠: 自動車の年間維持費に関する各種調査(例:三井ダイレクト損保、カーセブンなどによる調査)では、軽自動車で約25万円~30万円、コンパクトカーや普通車で約30万円~45万円程度というデータが多く見られます。 (出典:三井ダイレクト損保「車種別自動車の維持費」、カーセブン「車にかかる年間の維持費をシミュレーション!」など)
2. 家は社宅or実家
固定費の王様といえば住居費です。
私はいままで会社の寮と社宅で過ごしてきました。周辺の家賃相場と社宅・寮の費用の差分で毎月5万円ほどの節約になりました。年間では60万円の削減です。
もし、実家に住むことができれば、家賃だけでなく電気・水道・食費など、さらに節約できるポイントが増えるため、非常に有用だと思います。
3. 結婚式はしないという選択
人生の大きなイベントの一つである結婚式。私たちは結婚式をしないという選択をしました。
節約という面では、一般的な結婚式費用について約330万円が節約できたことになります。
【金額の注釈と根拠】 挙式・披露宴の費用総額の全国平均は約300万円〜350万円程度が目安とされています。 根拠: リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、挙式・披露宴/ウエディングパーティーの費用総額の全国平均は327.1万円となっています。(ただし、ご祝儀や親族からの援助金を受け取ると、自己負担額の平均は約150万円〜160万円程度となります。) (出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2023)
結婚式をしないことの理由や考え方については、こちらにまとめてあります。よろしければご覧ください。
まとめ
節約は、細かいものや変動費を抑えるよりも、大きな固定費を削減するほうが効果が上がります。家計に占める割合が大きい項目から見直すことで、生活の質を大きく落とさずに、貯金を増やすことが可能になります。
ただし、今しかできない経験などについては、パートナーや家族とよく話し合ったうえで、削るかどうかのバランスを考えることが大切です。
コメント