貿易事務の仕事をしてみたい、と思ったとき、まず「経験や知識が必要なのでは?」と思われがちです。
もちろんそれらは大きなアドバンテージになりますが、実際には 性格的な資質やセンス が合う・合わないを左右することも少なくありません。
知識・経験だけじゃない!現場で必要とされる力
貿易事務の現場では、マルチタスクやイレギュラー対応が日常的に発生します。
例えば「船や飛行機のスケジュールが遅れた」「それにより到着後のスケジュールも調整し直さないといけない」「輸送時に箱が潰れてしまって商品が破損した」「途中でひどい水濡れにあった」…などなど。
突発的な事態にどれだけ対応できるか―それが貿易事務で重宝されるスキルです。
そして、突発的な事態へは知識と経験だけでは対応できません。
知識や経験が豊富であればもちろん有利ですが、それ以上に 「物怖じせず、柔軟に動ける力」 が同じくらい大切だと感じます。
ワーママはすでにその力を持っている
私が特に感じるのは、ワーママはこの「対応力」がとても優れている ということです。
子育ての中では、突発的な出来事が必ず起こります。
- 出発直前に子どもがうんちを漏らす
- 両手がふさがるほどの荷物を持ちながら子ども2人を抱っこして家まで帰る
- 仕事が忙しくても家庭をなんとか回す
こうした「小さな修羅場」を日々乗り越えているのが母業です。
家庭・仕事・地域など複数の役割を同時にこなしている経験は、そのまま貿易事務の現場でも大いに役立ちます。
まとめ|未経験でもチャンスあり
もちろん、最低限の勉強は必要です。知識や経験によって修羅場への対応力が上がるのは確かです。
しかし「修羅場を切り抜ける力」「複数のことを同時に回す力」を持つワーママだからこそ、貿易事務に向いている部分があります。
知識や経験がなくても、ワーママの持つ力を活かせば、何歳からでもチャンスがある仕事 だと私は思います。
コメント