【FIRE論】生きづらさからの解放へ!隠居人リョウ氏の書籍『月5万円で杵築市セミリタイア生活』の要点と幸福哲学
今回は、セミリタイア生活をYouTubeで発信している、隠居人リョウさんの書籍『月5万円で杵築市セミリタイア生活』を読んだ感想と、その要点をご紹介します。
「生きづらい人が労働に縛られず、少ないモノとお金でラクに生きる」をテーマに、月5万円以下で生活するミニマリストが、杵築市でのセミリタイアに関する情報を発信しています。
Youtubeについてはこちらで紹介しています。
🌟 著者・隠居人リョウさんのご紹介:地獄から見つけた「引き算の才能」
まずは、隠居人リョウさんの経歴を見てみましょう。
隠居人リョウのプロフィール(要約)
- 年齢・背景: 1988年生まれの男性。学生時代からいじめや毒親による「生きづらさ」を抱え、会社員時代も仕事が上手くいかず、心身を壊して退職。
- 転機: 退職後、夢だったバイクでの日本一周の旅に出る。この経験から「会社を辞めても死なない。案外なんとかなる」と感じる一方、「自分はまともに働くことができない」と再認識。
- たどり着いた境地: 会社で働けず、副業でも稼げないという「完全に詰んだ状況」から、「生活費を下げて、なるべく働かずに生きる」というスタイルに活路を見出す。
- 今の生活: 現在、私の1カ月の生活費は約5万円。セミリタイアの聖地「大分県杵築市」にある家賃1万円台のアパートでのんびり暮らしている。冬の間だけ沖縄の離島で働き、年収は90万円程度。「やりたくないことは、やらない」をモットーに、気ままな隠居生活を送っています。
彼は、お金を稼ぐ才能はなかったものの、「お金を使わずとも幸せでいられる才能」を見出し、このミニマリストの隠居生活にたどり着きました。
📈 本書の要点と幸福哲学:ミニマリストの「はじめの一歩」
この書籍では、著者が行っている隠居生活の紹介から、生きづらさを抱えている人に「人生はこうあるべき」という常識という名の偏見から抜け出すきっかけとして欲しいというメッセージが込められています。
毎日の仕事や人間関係に、少し疲れていませんか? もっとシンプルに、心穏やかに暮らしたいと思ったことはありませんか? リョウさんの実体験を通して、ミニマリズムの考え方の核心に迫りましょう。
1. ミニマリストの哲学:「足し算」ではなく「引き算」で幸福を見つける
リョウさんの哲学の核心は非常にシンプルです。それは、「やりたいことをやるより、やりたくないことをやらない」という考え方です。
成功やモノを追い求める「足し算」の生き方では幸せになれないと気づいた彼は、人生の苦痛の源である「やりたくないこと」を取り除くことが、幸せへの最短距離だと考えています。
この考え方は、精神科医の樺沢紫苑先生の著書を参考に、リョウさんが幸福を分類したものと一致します。
| 幸福の種類 | 特徴 | リョウさんのアプローチ |
| セロトニン的幸福 | 心と身体の健康(持続的) | 「やりたくない仕事」をしないことで、心身の健康を最優先する。 |
| オキシトシン的幸福 | 人とのつながりや愛(持続的) | 「価値観が合わない人」との付き合いを無くすことで、対人関係の悩みを根本から断つ。 |
| ドーパミン的幸福 | 成功やお金(一時的快楽) | 最後に考えるべきものと位置づけ、永続的な幸福は追求しない。 |
彼の生活が幸せなのは、一時的な快楽(ドーパミン)を追い求めるのではなく、まず心身の健康(セロトニン)と良好な人間関係(オキシトシン)という、穏やかで持続的な幸福の土台を確保しているからです。
この「引き算」の幸福を物理的な空間で実現する第一歩が、身の回りのモノを減らす『断捨離』です。
2. 人生を身軽にする断捨離術:なぜモノを減らすと心がラクになるのか?
リョウさんにとっての断捨離は、単なる「片付け」ではなく、刺激の少ないリラックスできる空間を作り、心を穏やかに保つための手段です。
特に五感が敏感で疲れやすいHSP気質を持つ彼は、「モノから発する気配」が「心のノイズ」となり、気力や体力を奪う原因になると考えています。モノを減らすことは、この感覚的な「やりたくない」経験を生活から取り除く、「引き算の哲学」の実践なのです。
実際に彼が手放したモノは、服、靴、家具、家電、乗り物、キッチン用品など、生活のあらゆる領域に及びます。
💡象徴的な断捨離:散髪代0円の工夫
節約のために頭を丸めることにしたリョウさんは、散髪代が不要になっただけでなく、シャンプー、リンス、ドライヤーといった関連アイテムもすべて手放すことができました。このように、1つのモノの断捨離が、連鎖的に他のモノの削減と節約に繋がっていきます。
3. 月5万円生活のカラクリ:我慢じゃない「戦略的」節約術
リョウさんが実践する節約の鉄則は、「生活の満足度を下げずに、支出だけ下げる」ことです。これは、幸福にとって不要な支出という『やりたくないこと(=無駄な出費)』を人生から引き算していく、一貫した哲学の表れです。
彼の月5万円生活は、固定費の削減と社会保障制度の活用が戦略的に行われています。
| 費目 | 金額(目安) | 重要なポイント |
| 家賃 | 15,000円 | 最も効果が高い固定費削減。地方(大分県杵築市)の家賃1万円台の物件。 |
| 税金・保険 | 1,500円 | 年収を90万円に抑えることで、所得税・住民税が非課税に。年金免除、国保の減免(7割)を活用。 |
| 通信費 | 1,000円 | 格安SIMの低速使い放題プラン(mineoマイそくなど)で月額990円。 |
| 食費 | 15,000円 | コスパの良い食材での自炊が基本。 |
| 光熱費 | 7,000円 | 電気は基本料金0円プランに切り替え。調理はIH、ガスはシャワーのみに限定。 |
この生活の中から、今日から真似できる節約のコツとして以下の3つが挙げられています。
- 財布を持たずに出かける: 衝動買いの原因である「手元のお金」を物理的に断つ。
- 欲しいものは1週間待つ: 感情的な衝動買いを防ぎ、「本当に必要か」を冷静に見極める。
- 図書館をフル活用する: 無料の娯楽施設としてだけでなく、冷暖房完備の静かな環境で過ごすことで、娯楽費と電気代を同時に節約する。
4. お金を使わずに楽しむ方法:消費から「創作」へ
生活コストが下がると、お金を稼ぐために必死に働く必要がなくなり、自分の時間が増えます。その時間を楽しむために、リョウさんはお金のかからない趣味を生活に取り入れています。
- 読書: 図書館を利用すれば完全に無料。コストパフォーマンス最強の趣味。
- 散歩: お金がかからないだけでなく、運動不足解消や脳の活性化にも繋がる。
- 料理: 食費の節約になる上、安い食材で美味しいご飯を作る工夫はゲームのように楽しめる。
さらに重要なのは、「消費する側」から「生産する側(創作活動)」に回ることです。ブログやKindle出版など、無料で始められる創作活動は、お金を使う消費活動では得られない、深い満足感を与えてくれます。リョウさん自身が、まさにその実践者です。
✅ まとめ:あなただけの「心地よい暮らし」を見つけるために
隠居人リョウさんの生活から見えてくるのは、単なる節約や我慢ではなく、「少ないモノで豊かに暮らす」ための戦略的な知恵です。
- 幸福は「引き算」で見つかる: 「やりたいこと」より「やりたくないこと」を手放すことで、心穏やかな生活の土台を築く。
- 断捨離は「心のノイズ」を消す作業: モノを減らすことで、思考をクリアにし、自分にとって本当に大切なものが見えてくる。
- 節約は「自由」を手に入れるための技術: 生活コストを下げれば、働く時間を減らし、自分のための時間を増やすことができる。
リョウさんのように完璧を目指す必要はありません。この記事を読んで少しでも心が軽くなったなら、ぜひ小さな一歩を踏み出してみてください。
【今日からできる小さな一歩】
- 「やりたくないことリスト」を書き出してみる。
- 近所の図書館まで散歩してみる。
あなたにとっての「心地よい暮らし」を見つける旅を、今日から始めてみませんか?
