心理カウンセリング体験記:『考え方の癖』と向き合った2年間で分かったこと3選
私は現在、2023年8月から2年以上にわたり精神科へ通院しています。病気の治療を進める中で、主治医の先生から勧められたのが、提携の心理カウンセラーによるカウンセリングでした。
それから約2年間、私は月に1回、60分3,500円という良心的な料金で、継続してカウンセリングを受けてきました。
今回は、私自身のこのカウンセリング体験を踏まえ、「通ってみて初めて分かったこと」を3つにまとめてご紹介します。特に「カウンセリングって何をするんだろう?」と疑問に思っている方の参考になれば幸いです。
1. 自分の「考え方の癖(思考パターン)」を深く掘り下げてくれる
カウンセリングを通して、私の核となる「考え方の癖」が浮き彫りになりました。具体的に言われたのは、以下の2点です。
- 他人軸で物事を捉える傾向が強い: 自分の感情や価値を、他人や外部の物事によって保とうとしてしまう傾向がある。
- 「0か100か」の極端な思考: 物事を完璧にこなすか、全く手を出さないか、という両極端に考えてしまいがちで、結果として「逃げ癖」に繋がってしまう。
これに対してカウンセラーの方からは、「次に繋げるため、1日1日を100%ではなく、30%や40%の力で頑張るのが良い」という具体的なアドバイスをいただきました。自分のパターンを知り、無理なく継続できるレベルを知ることで、行動の選択肢が増えました。
2. 「決断」は促すが、「答え」は決して教えてくれない
カウンセリングは、答えを与える場ではなく、自分で答えを見つけるのをサポートしてくれる場だと痛感しました。
休職や転職など人生の大きな決断を迷った時、私が「どうしたらいいでしょうか?」と尋ねても、カウンセラーの方から返ってくるのは決まって「ひよたろさんはどう思いますか?」という問いかけでした。
カウンセラーは、私が自分で考えた内容に対し、前述のような「考え方の癖」が出ていないかを確認し、自己理解を深めた上で、「最終的にどうするかは自分で考えてください」と促してくれます。
誰かに依存するのではなく、「自分で決定する力」を養うプロセスなのだと理解できました。
3. 心理カウンセリングと精神科の「役割」は明確に違う
通院を続ける中で、心理カウンセラーと精神科の先生とで、話す内容や得られるものが全く異なることを実感しました。
| 心理カウンセラー | 精神科の先生 | |
| 主な役割 | 自分の思考パターン、 心の対処法を掘り下げ、 一緒に考える | ストレスで生じた身体症状 (不眠、食欲不振、吐き気など)を聞き、 薬の調整を行う |
| 対 象 | 心(考え方、思考の癖) | 身体(症状の改善、緩和) |
カウンセリングは「心の癖と向き合う時間」、精神科の診療は「身体の不調を薬で整える時間」として、両輪で治療を進めることの大切さを学びました。
まとめ
これらの体験を通して、カウンセリングは単なる「悩み相談」ではなく、「自分という人間を深く理解するための自己投資」だと感じるようになりました。
もし、今通院していて「心の整理がつかない」「なぜいつも同じことで悩むんだろう」と感じている方がいたら、ぜひ心理カウンセリングを検討してみてはいかがでしょうか。
