【休職からの再出発】ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』に学ぶ、自分の「価値」の見つけ方と戦う場所の選び方
こんにちは、ひよたろです。
この「休職からの再出発」シリーズも、今回で3作目となりました。これまで、ちきりんさんの著書を通して、自分の人生を取り戻すためのヒントを探ってきました。
- 第1回:『自分の意見で生きていこう』「正解のない問題」に対して自分で考え抜き、「自分の意見」を持つ大切さを学びました。他人の評価から抜け出し、人生を選択する第一歩です。
- 第2回:『自分の時間を取り戻そう』休職中の時間を有効に使うための「生産性」を学びました。時間という有限な資源をどう投下するか、ハンドルを握るための具体的な技術です。
自分の意見で「何をしたいか」を考え、時間術で「どう捻出するか」を学んだ。でも、一番肝心な問いが残っていました。
「その捻出した時間で、自分の何を磨けば、社会で価値を発揮できるのか?」
会社というレールから一度外れた今、自分の市場価値に対する不安を解消するヒントをくれたのが、今回ご紹介するちきりんさんの著書『マーケット感覚を身につけよう』でした。
1. 休職中にこそ考えたい「マーケット感覚」とは何か?
本書が説く「マーケット感覚」とは、一言でいえば「価値を見抜くセンス」のことです。
多くの人は、価値を高めるために「知識」を蓄えたり、「難関資格」を取得したりしようとします。しかし、本書(そしてサラタメさんのYouTube解説)によれば、それよりもはるかに土台として大事なのが、この「マーケット感覚」なのだそうです。
なぜ休職中の今、この感覚が必要なのか?
それは、会社の評価基準から解放された今こそ、「社会全体から見た自分の本当の価値」をフラットに問い直す絶好の機会だからです。
- 会社から与えられた「肩書き」や「給料」という物差しを捨てる
- 自分自身の持つ価値をゼロから見つめ直す
- 「自分のどの経験が、どの業界で求められるか」というコンパスを持つ
この感覚を養うことで、次の一歩を踏み出す方向性が見えてきます。
2. あなたにもある「売れる葉っぱ」―価値は意外な場所にある―
「自分には特別なスキルも経験もない」と、自信をなくしていませんか?休職して会社の看板がなくなった時、私も本当に不安になりました。しかし、本書にある徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」の事例は、私たちに大きな勇気を与えてくれます。
上勝町の事例:視点を変えて価値を生む
- 現状: 人口2000人未満の過疎の町。あるのは「山、葉っぱ、おじいちゃんおばあちゃん」だけ。
- 気づき: 高級日本料理の飾り(つまもの)にニーズがあることに気づく。
- 結果: 山の葉っぱを商品化。年商2億円を超えるビジネスへ成長。
この話の教訓は、「何もない」と感じる場所にも、視点を変えれば価値の種が眠っているということです。
「毎日コツコツ情報収集する力」や「複雑なことを文章にするスキル」も、場所を変えれば誰かが切実に求めている「価値」になるかもしれません。足りないものを数えるのではなく、自分の中にある「葉っぱ」を探し、それを求めている人を見つけ出すことが大切なのです。
3. 「弱者」のための生存戦略―戦う場所を見極める重要性―
現代はネットの普及により、転職も副業もあらゆるものがオープンな市場(マーケット)になりました。しかし、ここは「弱肉強食の世界」でもあります。
キラキラした経歴を持つ「強者」と同じ土俵で戦うのは、休職中の身にはハードルが高いのが現実です。
真のマーケット感覚 = フィールドを選ぶ力
真のマーケット感覚とは、流行を追うことではなく、「自分の価値が最も輝くフィールドを選べること」です。
| 戦う場所の例 | 特徴 |
| 最先端の転職サイト | ライバルが多く、経歴の穴が不利になりやすい |
| 知人の繋がり・紹介 | 信頼関係があり、人柄や潜在能力を評価されやすい |
| 地域限定の求人・ニッチ市場 | 競合が少なく、特定の経験が重宝される |
「マーケット化されていない場所」にこそ、今の自分を正しく評価してくれる場所があるかもしれません。そう考えると、休職期間が長くなって不利に思えた自分のキャリアについても戦う場所次第で戦うことも可能であると思えます。
4. 休職中にできる!マーケット感覚を磨く2つの具体的な訓練法
日常でできる具体的な訓練法を2つご紹介します。
訓練法1:自分の値段を決めてみる
給料を「もらうもの」ではなく、「自分の提供価値への対価」としてゼロベースで考えてみます。
ワーク:もし自分が自分を雇うなら、いくら払うか?
- この1年で書いたブログの価値は?
- 休職中に学んだ知識の市場価格は?
- これから取得する資格がもたらす利益は?
これを行うことで、受け身の労働者から「価値を提供するプロ」へと意識が変わります。
訓練法2:自分をマーケットに晒してみる
インターネットの世界で発信し、リアルなフィードバックを得る方法です。
私は現在、ブログやX(旧Twitter)で発信をしていますが、これも訓練の一つです。ハート一つ、コメント一つが、自分の価値を客観的に証明してくれるデータになります。
「市場に答えを教えてもらいながら修正していく」。このプロセス自体が、マーケット感覚を飛躍的に成長させてくれると思い続けていきたいと思います。
まとめ:自分の人生のハンドルを取り戻すため
この「休職からの再出発」シリーズで紹介した3冊は、それぞれが重要な役割を担っています。
- 『自分の意見で生きていこう』:他人に流されない「意見」を持つ

- 『自分の時間を取り戻そう』:リソースを管理する「時間」の使い方を知る

- 『マーケット感覚を身につけよう』:自分の「価値」と、それが輝く「場所」を選ぶ←本ブログ
休職期間は、決してキャリアのブランクというだけではありません。自分だけの「価値」を見つけ、どこで輝けるかをじっくり考えるための、人生のかけがえのない時間です。この期間を最大限に活用し、次の一歩に繋げていきたいと思います。
