2023年3月7日、日本郵船(NYK)の子会社である日本貨物航空(NCA)が全日空(ANA)へ売却されるとのニュースがありました
今回はその内容や背景について貿易実務初心者にも分かりやすくまとめてみました
日本郵船(NYK)ってどんな会社?
そもそも、日本郵船(NYK)って何をしている会社なの?
日本郵船(NYK)は大手海運会社のひとつだよ
日本には3つの大手海運会社があり、そのうちのひとつが日本郵船(NYK)なんだ
日本の大手海運会社
- 日本郵船(NYK)
- 商船三井(MOL)
- 川崎汽船(K Line)
日本貨物航空(NCA)ってどんな会社?
なるほど、日本郵船(NYK)は海運会社なんだね
日本貨物航空(NCA)は日本郵船(NYK)とどういう関係なの?
日本貨物航空(NCA)は日本郵船(NYK)の子会社なんだ
日本郵船(NYK) = 親会社
日本貨物航空(NCA) = 子会社
日本貨物航空(NCA)は日本郵船(NYK)の子会社なんだね
日本貨物航空(NCA)は何をしている会社なの?
日本貨物航空(NCA)は貨物の航空輸送をしている会社だよ
航空会社には、①人の輸送(旅客輸送)をする航空会社と②モノの輸送(貨物輸送)をする航空会社と③その両方をする航空会社の3種類があります
日本貨物航空(NCA)は②モノの輸送(貨物輸送)を専門にしている航空会社です
大型の貨物専用の飛行機を15機持っていて、貨物輸送だけに注力している会社です
全日空(ANA)は何故NCAを買ったの?
全日空(ANA)は何故日本貨物航空(NCA)を買うことにしたの?
貨物事業を強化したかったからだよ
旅客輸送をやっている航空会社は、どこもコロナの影響でとても苦しい状況だったよね
でもその間も貨物事業は好調なところが多かったんだ
コロナで旅行する人は減ったけれど、荷物の輸送は減らないからね
今回日本貨物航空(NCA)を買って、貨物事業にもっともっと注力しようとしているんだね
貨物事業が好調なら、日本郵船(NYK)は売らなくてもよかったんじゃないかな?
貨物事業はここ数年コロナ禍でも好調だったけど、もともとアップダウンの激しい分野なんだ
日本郵船(NYK)は「コストがかかりすぎる分野」だとして、今回売ることに決めたんだよ
事業を継続していくためには、新しい飛行機を買ったり、運行や整備にかかわる人材を育てたり、いろいろなコストがかかるからね
まとめ
貿易にかかわる実務者は、貿易実務の基本的な知識を深めると同時に時事ニュースにもアンテナを張る必要があります
今後の全日空(ANA)の貨物事業の動向も要チェックですね
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